新聞の切り抜き4「認知症で徘徊 JR東海事故 高裁も妻に賠償命令」

事へのリンク

東京新聞:認知症で徘徊 JR東海事故 高裁も妻に賠償命令:社会(TOKYO Web)

 

 2007年12月、愛知県大府市で徘徊症状がある認知症の91歳男性が電車にはねられ死亡した事故をめぐり、JR東海が遺族に振り替え輸送代など損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁は24日、「見守りを怠った」などとして男性の妻(91)と長男(63)に賠償を命じた一審の判決を変更、妻だけの責任を認定し359万円の支払いを命じた。

 

 たしかに男性の妻は、男性が普段使っていた出入り口のセンサーを作動させていなっかたが、JR側の駅利用客への監視が十分で、ホームのフェンス扉が施錠されていれば事故を防げたと推認される事情もある、ということだった。

本当に男性の妻に責任があったのだろうか。

 

え・主張

男性の妻に責任があったとしても高齢で介護を続けてきた男性の妻に賠償が命じられたのは実に残念なこと。

老老介護とともに事故心中や介護放棄が増えてきた現代で介護に関する問題は慎重に話し合う必要がある。