新聞の切り抜き10「ほぼ全部位のがん治療可能に 兵庫県立粒子線医療センター」

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 兵庫県たつの市の立粒子線医療センターは、がん治療で照射する放射線のうち粒子線「炭素線」の出力を向上させ、11月をめどに体のほぼ全部位への治療ができるようにする。粒子線治療は、ピンポイントでがん細胞に照射して破壊する。従来の放射線治療より効果が高く、副作用も少ないとされる。粒子線のうち炭素線は陽子線と比べて照射方向は限定される一方、より効率的にがん細胞を死滅させる場合があるという。

県の担当者は「設備を充実させ、より高い水準のがん治療を進めたい」と語った。

 

 このような最先端の医療研究の現場には十分な予算、設備、人材は行き届いているのだろうか。

 

え・主張

現在がんを治療する手段はほとんどなく、多くの患者が苦しんでいる状況でがん治療技術の進歩は世界中の人にとって必要だ。このように新たな治療法に繋がる最先端の技術開発は喜ばしいことだ。